日本初開催となったMTBエンデューロレース。200名を超すライダーが出場して、大成功のうちに終了しました。リザルトはこちらから。他の写真はこちらから。

せっかくなので、色々な裏話を書きたいと思います。

ノーススターがマウンテンバイクガイドツアーを運営しつつ、地元観光協会の青年部とマウンテンバイクに取り組み始めてすでに7年程になるかと思います。ymknも青年部のメンバーとして活動しながら、観光資源としてのマウンテンバイクの可能性を探ってきました。

公式練習日は午後から雨。それでもみなさん楽しんでます。

公式練習日は午後から雨。それでもみなさん楽しんでます。

その中で4年前に松本市が所有するイガヤスキー場(イガヤレクリエーションランド)のスキー場としての営業が終了することとなり、「その跡地に何か観光資源になるものを」ということで青年部を中心に「乗鞍バイクパーク建設」が計画されました。Trail Cutterのマーシー監修のもと、初心者向けコースと中上級者向けコースの2本が昨年完成しました。

スタート風景。1人1人インタビューされてからスタート!

スタート風景。1人1人インタビューされてからスタート!

コースの整備は青年部で行っていますが、運営管理体制が確立はしていません。そこでその整備費用捻出とコースの利用促進を目的として何かのイベントを行うことを考えてきました。その中で近年北米、ヨーロッパで盛り上がっているエンデューロという競技スタイルが、ゴンドラやリフトを使用する必要がなく、乗鞍というフィールドには合っているのではないかということで昨年の夏頃から本格的にアイデアを練ってきました。

こちらは我らがグラファイトデザインのS氏

こちらは我らがグラファイトデザインのS氏

最初は青年部で独自にイベントを運営することを考えていましたが、人的、金銭的に難しく、どうしたら良いかと思っていたところ、Transition Bikesをサポート頂いているLOVE BIKESを通して「ダイナコの内嶋氏がエンデューロが開催できる場所を探している」という話を頂き、相談させてもらいました。

そしてA&F社長も参加!

そしてA&F社長も参加! しかもRMBのファットバイク!

そこから話はトントン拍子に進み、ノーススターは開催に向けての地元対応を行い、実際の運営はダイナコさんにお願いするという体制が完成。青年部でもコース整備を行い、開催へとこぎつけることができました。

コーナーが続きコギを要求されるコース。

コーナーが続きコギを要求されるコース。

当日は多くの参加者が地元の宿泊施設を利用してくれたおかげで、青年部のメンバーからは良い反応をもらっています。また実際にレースの様子も見てもらえて、ついに計画から整備を重ねて来たコースが利用されている姿は感慨深いものがあったかと思います。観光資源としてのマウンテンバイクの第1歩を踏み出せたかと思っています。

トップ選手もこの笑顔。マウンテンバイクは楽しんでこそ。

トップ選手もこの笑顔。マウンテンバイクは楽しんでこそ。

今回設定した乗鞍バイクパークないのコース(SS2)に関してはいつでも、どなたでも利用頂くことが可能です。ただ、前述の通り運営体制が確立してませんので、完全な自己責任でのご利用という形になります。また個人やメーカー、ショップ等でのイベント利用等はお気軽にご相談ください。搬送等のサービスも対応できるかもしれません。

SS2を攻めるマシュン(松本駿)選手

SS2を攻めるマシュン(松本駿)選手

今回のレースに関しては、とにかく運営してくれたダイナコさんの対応が際立っていました。小さなことでもすぐにきちっと対応してくれる体制には感服です。またイベントに協賛して下さった、FOX SHOX様、canondale様をはじめ各社にも御礼申し上げます。

cannondaleは今後もエンデューロ押しで行くようです。

cannondaleは今後もエンデューロ押しで行くようです。

コース係に集まって下さったみなさんにも感謝します。みなさんの協力で安全にレース運営をすることができました。

参加して下さったみなさんにも本当にありがとうございます。みなさんが笑顔でこのレースに参加してくれて、思いっきり楽しんでくれたことがとても嬉しいです。小さななことでも、もし何かフィードバックがあればメールを頂ければと思います。次回に繋げて行きたいと思います。

スタートを待つ各ライダー。いい感じに緩ーい雰囲気。

スタートを待つ各ライダー。いい感じに緩ーい雰囲気。

そして何より、こんな自分を受け入れ、コースの計画から整備まで振り回されながらもいつもサポートしてくれる青年部のメンバーとイベント開催を容認して下さった地元関係者の皆様には心より感謝いたします。

ありがとうございました。また来年もやりましょう!

チャンピオンクラストップ3。左から2位の井出川選手、優勝の永田選手、3位は我らがTransition Bikesの黒沢選手。

チャンピオンクラストップ3。左から2位の井出川選手、優勝の永田選手、3位は我らがTransition Bikesの黒沢選手。