今回は30名のツワモノロードバイカーが参加してくれました。今回も小児がんに苦しむ子供とその家族をサポートするチャリティ団体、Shie On! Kidsの活動に寄付するためのチャリティライドです。

レポートが遅くなり、参加者の皆さまには大変申し訳ありませんでした。
乗鞍センチュリーチャリティライドは今年で7回目。参加者は参加費を支払うと同時に¥5,000の寄付をすることができます。そしてShine On! Kidsの活動として行われてビーズオブカレッジ(勇気のビーズ)に参加しました。ビーズオブカレッジは参加者が2つのビーズを身につけて今回のようなロングライドやトライアスロン、マラソンと言ったエンデュランススポーツに挑戦し、終了後にメッセージを添えて2つのビーズの内の一つを小児がんの子供に送ります。子供達は過酷な治療を乗り越えるたびに、ビーズをそういったビーズを受け取ることで、受け身になりがちな治療に対して積極的に取り組むことができるという活動です。
参加者全員がそのビーズを身につけ、センチュリーライドに挑戦しました。レースとして競うのではなく、苦しみを他の参加者と共に乗り越えることにこのイベントの意味があります。
受付の様子

受付の様子

その趣旨に賛同して今回も株式会社マルイさんからチェーンルーブ(Finish Line)を参加者全員に。そして株式会社エイアンドエフさんからはクリフバーを販売してその収益を全額寄付するために商品提供していただきました。
チャリティ販売用のクリフバー

チャリティ販売用のクリフバー

そして毎年ライダーとしても参加してもらっていますが、グラファイトデザインさんが試乗車を多数持ち込んでくれました。
さらに、友和貿易さんからもイベント協賛として参加者に1本ずつコナビールを提供いただきました。
グラファイトデザインの試乗車

グラファイトデザインの試乗車

オープニングイベントではルート説明とビーズオブカレッジの説明があり、ウェルカムディナー。参加者は翌日の早朝スタートに備えて早めに布団に入った方が多かったようです。
 天気が心配されたセンチュリー当日、雨が降りそうな空模様でしたが、行けると判断して朝6時にスタート。153kmの長旅がスタートしました。
スタート直前。皆さんまだ笑顔です。

スタート直前。皆さんまだ笑顔です。

後から参加者に聞くと、当日の乗鞍山頂はかなりの強風。登りは良かったものの、下りは吹き飛ばされそうになりながら懸命に漕いだようです。乗鞍岳頂上からは平湯経由で国道158号を下り、順調に距離を重ね、例年よりも早いペースで全体が動いていきました。 飛騨農園街道を経て美女高原、中間地点のチェックポイント3、高根村道の駅まではほぼ下り。
高根村道の駅 80kmチェックポイント

高根村道の駅 80kmチェックポイント

例年だと非常に早いペースで走るライダーが数名、その分足切りタイムギリギリでチェックポイントをクリアするライダーも数名と幅があるのですが、今回は全体的に早めの動きで推移。
まだまだ笑顔!?

まだまだ笑顔!?

そして高根村からチェックポイント4の野麦峠までは約40kmの基本登り。最初は緩く、最後の残19kmの野麦峠までは斜度が上がります。チェックポイント4の野麦峠(120km)では全員が制限時間の30分前に通過するほどのハイペース。しかもみなさんいい顔しています。用意した全てのフルーツ類が売り切れる状況でした。おそらく、全体的に曇りベースで快晴でなかった分、日射に体力を奪われることも少なかったのも要因でしょう。
チェックポイント4 120kmの野麦峠

チェックポイント4 120kmの野麦峠

とは言え、やはり最後の白樺峠の10kmの登りは過酷。走ったことのある方はわかると思いますが、尾根をいくつも巻いていくので、「後いくつ尾根を越えれば?」と気が遠くなります。
一ノ瀬園地に戻ってきた!

乗鞍高原の一ノ瀬園地に戻ってきた!

結局心配された天気もどうにか保たれ、午後5:30には最終ライダーが無事にゴール。今回は3連休での開催ではなかったために、終了後に参加者全員で乾杯というわけにはいかずに残念でしたが、それぞれが満ち足りた顔で帰られました。
ゴールの瞬間!

ゴールの瞬間!

今回の集計は以下のようになります。
  • 参加費からの寄付金:¥165,000
  • クリフバー売り上げ等による寄付金: ¥11,512
  • Tシャツ売り上げによる寄付金:¥5,000

合計:¥177,012

今回はイベントに参加できず、後日別に寄付をしてくださった方がいらっしゃったことも付け加えておきます。
 今回はハーフコースの設定もしましたが、結局全員がフルコースに挑戦という結果になりました。ただ、今後はより参加しやすくするためにもさらに工夫していきたいと思います。
参加者の皆さん、運営を担当してくれたWALKRIDEの皆さん、協賛各社、ありがとうございました。また是非来年も開催したいと思っています。