今日は朝から快晴、夕方からは雪という入れ替わりの激しい天気。さすがは春が近づいて来るとめまぐるしく天気が変化します。

さて、日程調整に時間がかかり告知が遅くなってしまいましたが、ノーススターではウィルダネスファーストエイド講習を開催することになりました。ウィルダネスファーストエイドは通常野外救急法と訳されますが、バックカントリーやトレイルで事故が発生した場合にどのように対応し、患者の生命を維持して救急隊に引き渡すまでの対処法になります。

ノーススタースタッフは3年前に取得し、今回はリフレッシュ講習を受講する予定です。もちろんそのような事故が起きないようにするツアーリング、ガイディングが大前提ですし、実際にノーススターでの事故数は年々減少しています。しかし、もし事故が起きた場合に持っている限られたファーストエイドキット(救急用品)を最大限に使って、状況に応じた処置を施します。例えば、骨折した場合に添え木は無くても三角巾、細いロープ、現場にある木の枝等を使うことで添え木を作り、患部を固定ることが可能です。また、いかに様態を安定させておくかという点も重要です。

北米ではガイドの間では標準的な必須資格となっていますが、救急医療との連携や資格を発行している会社間での基準の統一問題など課題があることも事実です。個人的には実際にこの講習を受けることで事故対応はもちろんですが、ツアーやレッスンを楽しくもより安全に催行したいという意識が高まりました。3年に1度資格更新が義務付けられている点も実際的だと思います。もちろんプロの為の資格ですが、色々な状況でツアー等をリードする可能性がある方にはお勧めです。

というわけで、マウンテンバイクの転倒シーンを集めた痛ぁ〜いムービーがこちらの “OTB = Over The Bar” 。ツアーの夕食時に上映すると翌日の事故抑制に繋がる??