今日はまたずいぶんと暖かくなりました。乗鞍岳山頂は雪がかぶっているかと思いきや全くナシ。果たして冬は来るのかといった感じですが、昨晩は松本市内でJANの雪崩講習会、アバランチナイトが行われました。
今回の参加者は約70名。ほぼ満席です。乗鞍からは8名、出席者の約1割です。それ以外にも良く乗鞍で滑っている面々の顔も見えます。今年は更に長野市内でも開催される事を考えると関心の高さが伺えます。
講師はJAN代表の出川氏。前半は雪崩に関する基本的な講義、後半は昨シーズンの事故事例の検証でした。悲しい事に取り上げられた3例のうちの2例は自分の知り合いの方が亡くなった事故でした、、、
更に今シーズンからJANが白馬地域でスタートさせる雪崩情報に関しての説明もありました。詳細はJANのサイトに後日アップされるそうです。安全で楽しいシーズンを過ごしましょう。
で、こちらの動画の方はXavier De Le Rueの最新映像。ヘッドカムです。雪崩が最も発生し易い斜度は35°〜45°ですが、彼が滑っているところは50°以上。こういった斜面では常に表層の雪が落ちている状態(スラフ)になります。もちろん巻き込まれないようにライン取り=スラフマネージメントが大切ですが、ムービーの中の話しですよねぇ。ノーススターのツアーではこういうところは行きませんのでご安心を。