昨日今日と白馬でバックカントリーガイドのトレーニングに行ってきました。と言ってもオフィシャルなものではなく、先輩ガイドに「稽古」をつけてもらう感じです。
今回お世話になったのはバックカントリーだけでなく、夏山も含めた山全般をガイドされている鳥山さん(写真右端)。JANのメンバーでもあります。彼のツアーにお手伝いとして参加させて頂き、実地研修をしてきました。昨日はみっちりビーコンサーチの練習。基本操作から雪面に近づいてより捜索範囲を狭めていくクロスサーチの練習をしました。
そして複数捜索の練習。このレベルになってくるとより高性能なビーコンの方に分があります。
そしてより深い位置で埋没しているという設定での捜索練習。本来は3mぐらいの深さに埋めたいところですが、さすがの白馬も雪不足。積雪が1mも無いので、屋根雪が落ちたところでの捜索練習。
ビーコンの理論と実習にほぼ1日を費やしました。今回は白馬八方尾根の旅館「源泉の宿まるいし」に宿泊。かなり豪勢な夕食に大満足です。素晴らしいホスピタリティで同じ宿泊業としてとても勉強になりました。
そして今日は昨日積雪があり過ぎでクローズしていたという白馬コルチナへ。白馬地域で一番北に位置し、コース外滑走を認めている「先進的な」スキー場です。スキー場トップから尾根の右はバックカントリー。左の樹林帯はどこを滑ってもOK。白馬では「雪が降ったらコルチナ」という程有名で午前中のトップリフトは外国人の方が8割程の長蛇の列。
こんなブナ林のどこを滑ってもOK。素晴らしい! 今日はゲストの皆さんはこのコンディションでのターンの練習をバッチリ行いました。自分はテールガイドとして滑りましたが、スキーのラインと自分のスノーボードのラインが違うので多少苦労しました。
2日間、ガイドの鳥山さんのティーチングとガイディングを間近で見させてもらい、非常に有意義な研修となりました。一緒に行動してくれたゲストの皆さんもありがとうございました。今後も色々な形でガイディングスキルのアップに努めていきたいと思います。
で、みなさんは早めにあがったのですが、自分は「居残り練習」してきました。