Food Service

フードサービス

Food Service

長年ロッジを運営してきたノーススター。シェフのカヨが作り出す食事は多国籍でヘルシー、しかもアウトドアなゲストのためにボリュームもあるメニューで、日本人のみならず海外からのゲストや、ベジタリアンやビーガンの方にまで高評価を頂いてきました。

アルパインロッジをクローズする決断をしつつ、コンドミニアムのノーススターロフトの運営を模索する中で、地域の課題を解決しつつ、人気のシェフ・カヨの味を残す方策を探ってきました。

飲食店に限りがある乗鞍高原で、カフェや居酒屋を始めるといったアイデアも出ましたが、地域としても長期滞在を推進していく状況で新たにフードサービスをスタートしました。

簡単 x おいしい x ローカル

ノーススターならではの多国籍なフードメニューで、地元信州産のお肉や新鮮な地元野菜を使用した食事を真空パックで提供します。

真空パックであれば、ある程度保存が効き、簡単においしいローカルフードを楽しむことができます。持ち歩きもでき、マウンテンバイクのツアーのランチや乗鞍岳登山や上高地散策の際にお湯で温めるだけで簡単に食べることができます。しかもそれがローカルな味であれば、ツアーや山行がちょっとグレードアップして思い出深いものになってくれると思います。

また、ワーケーションなどで長期滞在する方にも、信州ならではのローカルな味をお好きな時間に手軽に楽しんでいただけます。

地域の食事課題解決とフードロス対策

1. 地域の課題

長期滞在者を増やそうとすると、食事提供の問題が大きくなります。乗鞍高原では「1泊2食」の定番スタイルの宿泊施設が多いです。どの施設も美味しい個性豊かな食事を提供していますが、長期滞在者は毎日豪華な夕食や品数の多い朝食を必ずしも望んでいるわけではないのも事実です。実際にノーススターでは平日は「ライトミール」を提供していました。

「泊食分離」として素泊まりにシフトすると、地域に飲食店を増やすか、宿泊施設側で設備投資を行ってキッチンを設置するかになります。ただ、両者とも簡単には解決できるわけではありません。加えてコンビニや遅くまでオープンしている飲食店も少なく、最近はゲストハウスも増えてきて、閑散期に「夕食難民」を生み出してしまうことも、、、

2. いつでも食べられる

特にワーケーションで滞在する方なら、仕事して、遊んで、食事は簡単に済ませたいと思うかも知れません。真空パックにした食事を用意できれば、長期滞在者が飲食店の営業時間を気にせずに、自分のタイミングで簡単に食事ができ、食事に関しての選択肢を増やすことができます。

3. フードロス対策

宿泊施設で食事を用意する場合、ゲストの人数が多ければ食材の無駄は省けます。しかし、ゲストの人数が少ないシーズンや平日は食材の無駄がどうしても増えてしまいます。しかも調理の労力はあまり変わらないという状況に陥ります。真空パックの食事を用意しておくことで、ゲストの選択肢が増えると同時に、宿泊施設は「素泊まり」の提供が容易になります。ゲストも食事の自由度が広がり、全体としてフードロス対策に繋がります。

4. 長期滞在者を増やすために

真空パックで提供するため、冷蔵庫で約2週間の保存が可能で、各宿泊施設ではいつでも手軽に提供できます。例えば1週間ワーケーション滞在される方であれば、土日は各宿泊施設のオリジナルな食事を楽しんでいただき、平日は近隣の飲食店を利用することも、真空パックフードで簡単に済ませることもでき、食事のメリハリをつけることができます。宿泊施設としても高額の投資をして、ワーケーション用にゲストキッチンといった施設を増設する必要もなく、既存のお得意様がワーケーションといった長期滞在を選択する可能性も広がります。