今日もいい感じで雪が降っています。冬型の気圧配置はガッチリハマると抜けないですね。
みなさんはBURTONライダーのKelly Clarkはご存知だと思います。 2002年のソルトレーク五輪で19歳で女子ハーフパイプの金メダルを獲得。その後の活躍は言わずと知れたという感じで、今シーズンも先日のEuro Open、Dew Tour Killingtonの両方で1位となり調子を上げています。
さてそんな彼女ですが、プロとしての活躍の傍ら自分でKelly Clark Foundationという基金を昨年設立し、これから将来を担うスノーボーダーをサポートしています。アメリカにはマウンテンスクールというスノーボードやスキーを本気で目指している子供達が勉強しながらトレーニングを積み、大会に出場するための高校があります。日本でも長野県内なら白馬高校や飯山高校がスポーツ特選枠等で似たようなシステムを設けていますが、アメリカのマウンテンスクールのすごいところは単に競技スキーだけでなく、スノーボードやフリースキー等も種目の新旧関係なくサポートしているところです。
Kelly自身もそういった学校の卒業で彼女自身「勉強とスノーボード両方に集中出来る環境だった」とコメントしてます。今回が最初の奨学金受給者決定ということで5校のマウンテンスクールの生徒7名(全員スノーボーダー)に総額$11,500が寄贈されます。
アメリカやヨーロッパですごいなぁと思うのは社会全体がスポーツをサポートしようとか、そうすることで企業がPRに使おうという雰囲気が根付いている事です。日本ではオリンピックでメダルを獲ってもそれで生きていけるという補償はないのが現実です。企業にとってみれば見返り無しのサポートというのはあり得ないといったところでしょうが、何かに頑張っている人をサポートしようというのは見習っても良いのかと思います。