話題のMTBムービー、Strength In NumbersのAPOTSのダートジャンプセグメントがアップされています。
今日は薄雲が覆うものの、気温も高め。良い天気の1日でした。バックカントリーもなかなか良いコンディションだったようですが、今日はバイクで出動。お一人様ライドを楽しんできました。今シーズンは多少トレイルが広がる方向で話しを進めていますので、ご期待下さい。
さて、Strength In Numbersですが、先日のプレミアウェブキャストはご覧になりましたか? 24時間見られるのを知らずに朝4時に起きて見ました。素晴らしい作品です。一言で言うなら「ROMEのように、見るとマウンテンバイクに乗りたくなる作品」です。そのダートジャンプのセグメントが公開されています。
http://youtu.be/vH2vAfdNWy0
この郵便局の隣にあるダートジャンプの土地は元々個人の所有地だったのをSanta Cruz群が買い取り、利用者に安く貸しているそうです。このセグメントで面白いのは所々ローカルキッズがライディングしているショットが入っているところです。キッズライダーにしてみれば近所のお兄ちゃんが世界のトップライダーな訳で、そんな人たちと一緒にライディングして、時にはアドバイスしてもらってというコミュニティが出来上がっているのは容易に想像できます。この作品全体に流れているテーマとしてローカルとか、トレイルビルディングとかどうやってマウンテンバイクが市民権を得ていったかということが描かれていますが、やはりそのひとつはコミュニティの形成ということだと思います。単純にマウンテンバイクが乗れれば良いというのではなくて、それによって地域にどんな効果がもたらせるかということは大切です。
今の乗鞍のスノーボードシーンはその雰囲気が出来つつ有り、乗鞍の地元のライダー、松本周辺のローカルライダーがノーススターのキッズが1人で滑っていれば声をかけてくれるし、自分が1人で滑りに行っても結局集まって滑っているコミュニティが出来つつあるのは良いことだと思います。
現在の乗鞍はノーススターのガイディングの利用をお願いしている状況で、自由にトレイルを走れる訳ではないのですが、地元のライダーや興味を持ってくれる人も増えてきているので、徐々にそういったコミュニティが出来てトレイルを管理できるようになれば、マウンテンバイクが乗鞍で市民権を得ていけるのではないかと思っています。次第にそれが乗鞍の魅力のひとつになって観光にも一役買ってくれることを願っています。海外ではトレイル整備で過疎化の町が蘇った例もありますしね。
ひとつのスポーツを通してコミュニティが出来上がる。年齢や職業が違う人々が集まって楽しむ。人と人との繋がりの薄くなっている現代ではこういったコミュニティは思っている以上に必要かもしれないですね。