乗鞍岳のバックカントリーツアーならノーススター。これからバックカントリーを始めたい方から経験者までレベルに合わせてガイディングします。
「バックカントリー行ってみたい」という話しを良く伺います。バックカントリーと聞くと、誰も滑っていないディープなパウダーの斜面にスプレーをあげるといったイメージを持つ方も多いでしょう。メディアや私達ガイドも含めて「バックカントリー=楽しい」というイメージを作り上げているので、やりたいという人が増えるのは当然ですが、最初にいくつか考えるべきことがあります。
まずは雪崩に関しての知識。ガイドのymknもメンバーである日本雪崩ネットワークでは雪崩講習会を開催しています。また多くの書籍も出版していますので、まずはそういったところから雪崩に関する知識を付けていくことをお勧めします。
そして道具。バックカントリーに入るにはそれなりの装備が必要になります。まずは雪崩対策のビーコン、プローブ、シャベル。これらは持っているだけでは意味が無く、いざという時に使えるように練習する必要があります。そして滑走用具を装着できるバックパックにスノーシュー等の登山用具。ウェアもレイヤリングし易いものが良いです。ボードは普段のものでも良いかと思いますが、バインディングを少し後方にセットバックするように設置すると良いかと思います。
その次あたりにハイク&ライディング。ハイクはノーススターのビギナーツアーでは2時間程はハイクすることになります。もちろんガイドがペースを調整するので、無理なくハイクできるとは思いますが、普段からバイクやジョギング等の運動をしていることをお勧めしています。
ライディングに関してはいつも質問を受けます。「どの程度滑れる必要がありますか?」と聞かれますが、「特にエキスパートレベルである必要はありません。スキー場内の非圧雪の上級コース(斜度30°以上)をゆっくりでも転倒せずに滑ることができる技術があればどなたでも参加できます。」とお答えしています。
ノーススターでは分かり易いようにライディングレベルを設定しています。バックカントリーツアーの対象ライディングレベルはR8以上となります。ライディングをスキルアップしたい方にはフリーライドレッスンを受講して頂き、よりバックカントリーを想定したレッスンでライディングを磨いてバックカントリーデビューを目指しましょう。
というわけで、ある程度滑れる方には雪崩講習やビーコントレーニング等がパックになったビギナーバックカントリーから始めてもらうのがお勧めです。そして、もう少し練習したい方にはフリーライドレッスンを受講してもらって、スプリングバックカントリーでデビューというのもお勧めです。多くのエリアでバックカントリーガイドツアーが行われていますが、ノーススターではスノーボードスクールならではのインストラクションと融合したガイドツアーが可能です。
経験者には日帰りでピークを目指すバックカントリーツアー。2月中旬以降には位ヶ原山荘に宿泊する1泊2日コースもカスタムツアーとして開催可能です。2日分たっぷりライディングできるだけでなく、標高2,350mから見上げる満天の星、荘厳なご来光は他では味わえません。
ゲストのみなさんには何より安全にバックカントリーを楽しんでもらえればと思っています。自分の足で登って滑るというのはある意味ライディングのオリジナルなスタイルですし、ハイクの楽しさというのも出てきます。そして何より自然の地形を滑るというのは山の最大の魅力ですよね。ご参加お待ちしています。