少し時間が経ってしまいましたが、先日BURTONのディーラー(小売店)向け試乗会に参加してきました。

会場はスキージャム勝山。乗鞍は4時間弱。一人で往復8時間ドライブも辛いかと思ったのでSeiyaを道連れにして行ってきました。スキージャム勝山は流石は東急リゾートのスキー場。雰囲気がきちんとしています。ちなみのこちらのスノーボードスクールはもちろんBURTON LTRセンター。お手本にしたいスクールです。

会場はこんな感じ。テントの中から試乗したいボードを選びます。

会場はこんな感じ。テントの中から試乗したいボードを選びます。

さてさて本題の試乗レポートですが、ノーススターはFamily Treeデモセンターということもあり、そのラインナップを中心に試乗してきました。

Family TreeのラインナップはBURTONの意欲的で試験的なボードのラインナップ。CUSTOM等の定番商品とは別にフリーライドをターゲットとしていて、セールス的にも成功したボード達は定番商品としてそのラインナップに加えられます。なので、今シーズンのFlight AttentdantLandlordは来シーズンはFamily Treeではなく、通常のラインナップとして登場します。

雲が多くて、気温も高い。寒い乗鞍からすると春のような天気。

雲が多くて、気温も高い。寒い乗鞍からすると春のような天気。

今回の試乗のコンディションは春のような多少モイストな雪が固まった感じのバーン。しっかりと圧雪されていて緩斜面は快適に飛ばしていける状況に対して、急な斜面は時間経過とともに利用率が上がり、コブが成長。

Tough Cat

Tough Cat

まず、注目していたのはTough Cat。カタログ上では比較的ハードなフレックス設定のビッグマウンテンモデル。若干のテール幅よりノーズ幅の方が広いテーパードデザインで、カタログ表記からFlight Attendantをより固めにしたイメージを持っていました。山で使うことも想定して最初に162のサイズに乗ると、体重77kgのymknをもってしてもハードな印象。もちろんその分、一度エッジを決めれば切り裂くようなターンを描いて加速していきます。そこで158サイズも乗ってみると、長さが短い分フレックスも適度にハードさが抜けて、162よりも非常に取り回しやすい印象。この4cmの差は以外とあるかも知れません。サイズ設定は168、162、158となります。脚力にもよりますが、少し長めよりもジャストサイズを選ぶ方がボード本来の楽しさを引き出せるかと思います。そういった意味ではバックカントリーで大きな斜面を攻めるのに向いているボードかもしれません。チャンスがあれば山でもう一度試したいですね。

Mod Fish 156

Mod Fish 156

そしてMod Fish。こちらもいかにもフリーライドなデザインプロフィールで、Landlordを少しハードなフレックス設定にした印象。実際156サイズを乗ってみるとノーズとテールは適度にフレックスがありながらも、今シーズンのLandlordよりも全体的には張りのあるフレックスを感じます。ボードの振りやすさはそのままにスピードを出した時の安定感は向上している印象を受けました。フレックスとトーションのバランスか好みに合っていたせいでしょうか、非常に好印象を受けました。ゲレンデも、バックカントリーもという方にはお勧めのボードだと思います。他に151サイズがあります。

Skipjack 肝心なスワローテールが見切れててスミマセン。

Skipjack 肝心なスワローテールが見切れててスミマセン。

そしてSkipjack。こちらは今シーズンのPiledriverFishを足していいとこ取りをしたようなボード。Piledriverはかなりパウダーライディングに特化していてフローティング感が最高ですが、テストしたSkipjackは152という短めのサイズながらも、圧雪バーンでしっかりとカービングをしてくれて気持ち良く走ってくれます。本当はパウダーで試したかったところですが、ウォール地形を使ってレイバックやカットバックするとスワロー&ショートなテールがサーフライクなライディングを楽しませてくれました。他に148の設定があります。

スプリットボード。左からLandlord Split、Custom Split、Anti-Social、Fish Split

スプリットボード。左からLandlord Split、Custom Split、Anti-Social、Fish Split

スプリットボードに関しては試乗はできませんでしたが(まさか用意されているとは思わなかったので、スプリット用バインディングを持っていかなかったんで、、、)、Landlord Splitに加えてFish Split(アーリモデルとして今シーズンから出回ってます)とCustom Splitがラインナップに加わります。Landlord SplitとCustom Splitがキャンバーなのに対して、Fish Splitはフラットキャンバー。長さも156と短めですが、やはりFishらしいサーフスタイルライディングを楽しめそうな設定です。煽った感じではLandlordが一番硬いフレックスで、それに対してFishとCustomが若干柔らかい設定になっています。Custom Splitに関してはシェイプはディレクショナルながらもテーパードではなく、フレックスはツインという設計で、遊べるスプリットといった感じでしょうか。

その他にはCustomを試乗しましたが、やっぱり定番。いいボードですね。この間違いのない王道な感じは最高です。フレックスは硬すぎず、柔らかすぎず、トーションとのバランスも全てが考えつくされています。

ウッドコア

ウッドコア

2016シーズンのボードのポイントは全てのコアが10%軽量化されていることです。コアは基本ウッドなので、強度や振動吸収性をそのままに軽量化するというのは簡単ではありません。BURTONならではの技術力の高さの証明だと思います。そういった意味で来シーズンのボードはかなりリニューアルされていると言えるでしょう。

シーズン真っ只中ですが、来シーズンに向けてすでに悩ましい問題が、、、お財布事情と擦り合わせて賢い選択をしましょう。奥様やパートナーを巻き込みたい場合はノーススターのスノーボードレッスンやバックカントリーツアーを是非ご利用ください。諸般の事情(?)を考慮して協力いたします。ディーラ向けカタログはノーススターでもご覧いただけます。

オマケ。Black DiamondとコラボしたCompactor Poles。

オマケ。Black DiamondとコラボしたCompactor Poles。