Ride Conceptsとは?
昨年の夏からRide ConceptsのLIVEWIREというマウンテンバイクシューズを約1シーズン使用してきました。今回はそのレビュー。レビューはやはりそれなりの期間使用してからでないと良いも悪いも分からないですよね。
噂ではRide Conceptsは元Five Tenのスタッフが立ち上げたブランドらしいので、期待値も高い。LIVEWIREはRide Conceptsが最初にリリースしたモデルの一つで色々とデザイナーのこだわりが詰まっています。トレイルからダウンヒル、XCにダートジャンプまで何でもOKなコンセプトのモデルです。
特徴的なのはヒールカップとトゥカップがしっかりと作られていて、それなりのプロテクションがある点。先日も切り株にペダルをひっかけて転倒しましたが、大きなダメージは無かったのもシューズのおかげかな(⁈)。スケートシューズなどをMTBやBMXに流用している方もいるかと思いますが、この辺は専用シューズとの違いがあるところかも知れません。
もう1点は衝撃吸収剤D3Oが爪先と踵に入ったインソール。衝撃をしっかり吸収してくれるはずですが、これは試せるシチュエーションが無いので何とも。冬にスノーボードのインソールとしてでも使ってみますかね??
しっかりとしたアッパー部
実際に1シーズン使用してみて印象的なのはアッパーがしっかりしている点。これはダウンヒルまでカバーするこのモデルならではの特性なのか、ライディング中に必要以上にアッパーが拠れたり、足がずれるような感覚が無いです。もちろん最初はそれなりに硬さを感じますが、ある程度慣れて柔らかくなってくると、柔らかくなり過ぎずに、ちょうど良い状態をキープしてくれている感じです。
ソールのグリップはOK
そして肝心のソールのグリップですが、Five TenのStealthラバーと比べると若干喰いつき感は落ちるかも知れません。しかし若干。逆に必要な時は足をペダルから外せる安心感はあるかも。なので、最近の広めなフラットペダルと合わせれば、グリップ感の違いはそんなに遜色無いかと思います。
LIVEWIREのラバーはDST6.0というラバーで、よりグリップを求めるのであれば(一度ペダルポジションを決めるとズレない的な)、DST4.0のラバーを使用しているモデルが良いようです。
Five Tenは何足か履いてましたが、1年もするとラバーが柔らかくなって、良くペダルが噛んでくれるのですが、一定期間以上に使用するとラバーがやれてきて、ソールに穴が空いたりしてしまいます。
それに比べると若干ラバーの硬さはあるものの、1シーズンの使用でもラバーはいまだにしっかりしていて、それなりにペダルを噛んでいてくれるので総合的な耐久性は高いかと思います。加えてどこかの接着面が劣化で剥がれるということも今のところ全く無いです。
1シーズン使用するとこんな感じ
総合的に優れたマウンテンバイクシューズ
気になる点はヒールカップが少し低い点。これはモデルによっても違うので、LIVEWIREが低めと考えてください。ハーフサイズ大きいものを使用していることと、自分の場合は足が痺れないように比較的靴紐をルースに(紐を解かずに脱ぎ履きできる程)していることがありますが、歩いていると踵が浮くことがあります。と言ってもライディングには全く影響ないのですが、、、
総合的には良いシューズだと思います。1シーズン使用してみて満足しています。以前某サンダルメーカーが作ったシューズがありましたが、あんなことは全くありません。バイクコントロールという面でもシューズがペダルから外れたりすることもなく、バイクを倒したり捻ったりという動作もし易いです。
このモデルは定価16,500円(税込み)。他にも用途やソールのラバーの違い等で様々なモデルがラインナップされています。また、嬉しいことにウィメンズやユースモデルもあり、家族揃ってRide Conceptsってことも可能です。そろそろ最後に買ったFive Tenシューズがボロボロになってきている方も多いのでは? 買い替える際には、検討の余地大だと思いますよ。