無事に乗鞍に帰って来ました。帰り道は素晴らしい天候に恵まれ、宮城−福島—新潟−長野と残雪の素晴らしい山々を見ながら帰って来ることとなりました。1日も早く被災地もその美しい姿を取り戻して欲しいです。

まず、今回は短いながらも何人もの方から活動への支援や物品の寄付を頂いたことを感謝します。まず、ご近所のペンションポエティカルさんからは下着類購入の為の資金を提供頂きました。小学1年生になる息子さんもお小遣いの中から寄付してくれました。また、バックカントリー用品でいつもお世話になっている松本のブンリンさんからは防寒着やキャンプ用品を提供頂きました。

いつもお世話になっている安曇野ファミリーチャペルのみなさんからは衣類、食料、燃料等を寄付頂きました。ゲスト方々やスタッフの関係者の皆さんからも下着類、食料、活動支援金を頂きました。そしてご近所でお世話になっている風のチムニーさんが同行してくれました。(下写真:出発前のメンバー)

合計2回に渡って被災地支援の活動をさせて頂きましたが、前回と1週間の違いで石巻市内等は格段に復興が進んでいるのが分かりました。しかしながら、仙台から距離のある場所はまだ手が届いていない印象で、距離で1時間の差が復興の1週間程の差があるように感じられました。また、町が全壊しているような南三陸町では復興というよりも全く新しく町を作り直すような作業が必要でしょう。

各自治体、警察、自衛隊、米軍、そして多くのボランティア団体やNPOが復旧復興活動を行っていますが、自分たちにできることは非常に少ないかのように感じられます。私たちは比較的時間が自由になるので、このような形で支援活動をさせて頂きましたが、全ての人ができることではないのも事実です。かと言ってどこぞの社長さんのように100億円寄付出来る訳でもないのも明らかです。やはり、前にもこのブログで書かせて頂きましたが、被災していない私たちは今まで通りに普通の生活と経済活動を続けることが最大の支援になると感じています。確実に動いている場所があってこその支援活動だと思います。そういった形でもみんなで協力して行きたいですね。

今回も協力させてもらったサマリタンズ・パースCRASH Japanはそれぞれ仙台ベースから更に北にベースを作り支援活動を続けていくようです。また各自治体もボランティアセンターを設置し、受け入れを始めています。それぞれの立場で支援していきましょう。

最後に、避難所で見つけたフレーズを写真に撮りました。「がんばらないで。でも、あきらめないで、なげださないで。」

ご協力ありがとうございました。