今週末の3連休に向けてGIANTの試乗車がやってきました。その中のReign 2を早速試しました。
乗鞍はこの数日の晴天で紅葉が進んでいます。今年は当たり年ということで、地元ではちょっとした盛り上がりを見せています。今後数週間が見頃でしょう。
さて、本題の2013 GIANT Reign 2ですが、まず、そのカラーリング。発色の良いライトイエローといった感じですが、カタログやサイトで見るよりも実物の方が良い発色をしています。今回試乗したのはSサイズ。対応身長が165〜180cmということですが、180cmのymknにはやや小さめ。XSサイズでの車両重量が13.1kgということで、試乗のSサイズも14kgをきると思いますが、持ち上げた感じも乗り味も軽いという印象が強いです。路面追従性も高いのですが、多少跳ねる印象があったので、リアショックのエア設定をもう少し低めにするべきだったと思います。
ステム長が70mm、チェーンステイ長が438mmと正直自分の好みのセッティング/ジオメトリーではないのですが、フレームサイズのせいもあってフロントアップ系の動作もし易かったです。やはりこれはライディング中に遊べるという意味で◎です。
パーツ的にはROCKSHOXのサスペンションが前後に使われていますが、特にフロントフォークのROCKSHOX REVELATION RLの剛性が思っていた以上に高くスムースに動作しているように思います。しかもフォークの内側がフレーム色のライトイエローにペイントされているニクい演出です。
駆動系はギアがフロントが24-38T、リアが11-36Tで、普段フロントを32T、リアが最大36Tという設定で慣れている為か乗鞍では38Tは微妙に大きいような感じがします。フロントが32Tぐらいだとフロント変速の回数が減って、リアの11-36Tという設定がより生きてくるかと思います。これはあくまでフィールドと好みによるところですね。
そして、GIANT自前の可変シートポストが付いてきます。実はこれをトレイルで試したのは初めてで、実際にはツアーの時にはゲストと一緒なので止まることも多く、あまり必要性を感じてはいなかったのですが、実際使ってみるとかなり楽。今まではシート長を変えずにパワーでこなしていたところもシート高をあげるだけで楽に登ります。気になったのはシートを下げたときにケーブルがリアタイヤに当たる点(これはタイラップか何かで固定すれば良いでしょう)とレバーが右にある点。登りだと右でリアディレーラーをコントロールして、シート高をあげるということで、ちょっと動作が忙しくなります。まぁ慣れれば問題ないでしょう。
全体的には正にオールマウンテンバイクといった感じです。この軽さには登りで確実に武器になります。「自分で登ってその分下る」というライディングスタイルの方にはお勧めです。しかも¥231,000と、今週末のツアーで試乗して頂ければ、また売れちゃいますねぇ。もう1台Trance X 29er 1もありますので、そちらはまた後日レポートします。