今日もからっと晴れ上がった乗鞍。様々なMTBツアーとなりました。

初めての方が多かったので最初に1時間程ノーススターの庭でベーシッククリニック。クリニックの際にいつも言うのは「見極めが大切」ということです。トレイルで難しいセクションにさしかかった時に、「行ける」と思えばそのセクションはクリア出来ますが、「大丈夫かなぁ」と思っているとほとんどの場合失敗します。無茶をしろというのではなく、その見極めが大切という話しです。おそらく多くの場合は能力的にはクリア出来るセクションでも「気持ち」でクリア出来ていないことが多いです。で、下の写真はそういったセクションにさしかかった場合にどういう判断をしたらいいかという練習の一コマ。妙な感じの行列ですが、まずは自転車に乗っているつもりで歩いてみてイメージを作ります。

その上で実際にスタッフがスポットをしてトライします。そうすることで安全な環境で自分がどこまで出来るのかという判断が出来るようになります。

そして実際にトレイルで走ってみると安全に走ることができます。スノーボードでもマウンテンバイクでもプロライダー達スゴいトリックをメイクしていますが、日々の練習の積み上げでそのトリックが出来ている訳ですし、特に何かビッグなトリックにチャレンジする時は徐々に難易度を上げて行くようにその日のプログラムを組立てているものです。以前にあるプロスノーボーダーが後輩を指導しているときに、「720を練習していて調子が悪いと思ったら、会テインを下げて540を10本しっかりと綺麗にメイクする練習に切り替えろ」と言っていました。そういった見極めが大切ですね。

そう言えば、以前ノーススターのスノーボードスタッフで調子が良くないのに無理をして 1日でボードを2本ダメにした上に、バックフリップにチャレンジしてバックドロップになって首を痛めたのがいました。見極めが肝心です。さぁそのスタッフとは誰でしょう? 分かった方はコメントをどうぞ。